第39回大会以降中止していた丹波篠山名物「しし汁」を大会会場・コース上2か所にて提供いたします。

ぜひご賞味ください。

 

■「しし汁」とは

猪肉を白菜やきのこなどの野菜と一緒に煮込んで作られるしし汁(ぼたん汁)は、丹波篠山が発祥のジビエ料理です。

その歴史は古く、明治時代末期、篠山に駐屯した陸軍が捕獲した猪肉を味噌汁に調理したのが起源だといわれています。

兵庫県丹波篠山は静岡県の天城、岐阜県の郡上と並ぶ日本の3大猟場の1つで、狩猟シーズンは11月15日~3月15日、晩秋から早春頃が最盛期です。

3大猟場のなかでも丹波篠山は険しい岩山や起伏に富み、イノシシが雑木林や竹やぶに体をぶつけながら走り回ることで、良質な肉が育つといわれています。

また、雑食で大食漢なので、丹波篠山の木の実・クリ・マツタケ・山のイモ・黒大豆・米など豊富な里山の幸をたらふく食べることにより、うま味が増幅。とくに秋に捕れたイノシシ肉は木の実の香りと味がしみ込んで、おいしくなるといわれます。

脂が多く見えますが意外にあっさりしていて食べやすく、煮込めば煮込むほどやわらかくなるのも特徴。栄養価も高く、天然のイノシシの脂は冬を越すためだけに蓄えたものなので、ほかの肉と比べても、中性脂肪を下げたり、悪玉コレステロールを減少させる働きのある多価不飽和脂肪酸の割合が多く、疲労回復に効果的なビタミンB1や、鉄・亜鉛も豊富です。